2023-174
子供番組の司会者フレッド・ロジャースと、彼を取材することになったエスクァイアの記者ロイド。父親と確執を持つ彼は、フレッドへの取材をきっかけにフレッドと交流するようになり様々なことに気付かされ、長年苦しんできた父親との関係に向き合おうとする。ハートフルなヒューマンドラマ。
過去との対峙。家族との確執。
「ありのままの君でいい」という言葉にシンプルに励まされた。
私は常に気持ちに余裕がない人間だから、こんなふうに優しく伝えてくれる作品がしっとりと沁みる。
父親のおかげで正しいことと間違っていることがわかる、信念のある今の君になったんだよ……みたいな言葉に、そういう考え方もあるんだなと気付かされた。
話が綺麗すぎだし聖人のように描かれていたので、ロジャースに親近感が湧くような人間味がもっと欲しかったかな。
ストーリー性はあるけどロジャースの番組とロイドの話を行ったり来たりするから映画じゃないみたいだった。
ジオラマがよく出来てて可愛い。
1分間愛する人を思い浮かべる時間が本当に1分間くらい静寂だったので、映画館で見てたら気まずくてキツかったかも(笑)
