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アルテミスと妖精の身代金のKUBOのレビュー・感想・評価

アルテミスと妖精の身代金(2020年製作の映画)
3.5
コロナで5月29日に全米公開予定だったディズニーの新作映画が、ディズニープラス独占で配信公開。

「アキュロス」という謎だらけの最強の武器が盗まれた!というところから始まる。

盗んだとされて捕まった男は、どう見てもハグリッド風。そう、これは人間界と地下にあると言う妖精界の物語。

アルテミスは12歳の天才少年。可愛げもないが、尊敬できる人はアインシュタインだけというその頭脳は校長先生も子供扱い。

そのアルテミスのお父さんが誘拐された。謎の男から「父を返してほしければ『アキュロス』と交換だ」と条件を突きつけられる。

父の書斎にヒントはないかと調べていくと、実は妖精の研究をしていたことが父の日記から判明。アルテミスはそのヒントを頼りに父の奪還の計画を立てる!

コリン・ファレルの名前が大きいけど、お父さんはほぼほぼ捕まってるだけなので、主役は当然アルテミス。

パーティを組むのは、天才少年アルテミス、妖精の美少女警官、ハグリッドみたいなデカいドワーフ、武道に秀でた黒人の執事&姪っ子。なかなかのRPG風。

地下に広がる妖精界には、前述の妖精、ドワーフの他に、ケンタウロス、ゴブリン、トロール等、完璧に『ハリーポッター』の世界。

おもしろいのが、その妖精界の司令官がジュディ・デンチ。お似合いとは言えませんが、作品イメージとは不釣り合いな威圧感を感じさせてくれます(^^)。

CGは超大作と言うには金かけてないなって感じですが、本来劇場公開予定だったものをいきなり家庭で見られるんですから、ディズニープラス加入者は当然必見です。

誘拐犯は捕まってないし、正体さえわかっていないんだから、あのラストなら当然続きがあるんでしょう。

監督は、あのケネス・ブラナー。久しぶりに妖精や魔法が出てくるファンタジーは、夏休みに親子で見るにはピッタリの作品です。
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