茶碗

108~海馬五郎の復讐と冒険~の茶碗のレビュー・感想・評価

3.5
松尾スズキの疲れや諦めや虚しさが全体を覆っていた。そういう感情を作品として形象化してその全てに正面から向き合うというのは、自分自身を追い詰めることになると思うけれど、同時にそうやって形象化して外に出すことで何とかやっていけるというようなところもあるんだろうと思った。見た自分もこの世界の虚しさに直面させられた気がして、重い気持ちになった。
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