かっぱ

キングスマン:ファースト・エージェントのかっぱのレビュー・感想・評価

4.2
何故かずっと目に涙を溜めながら観てた。涙もろくなったのかなあ。

歴史をうまい具合にブラックさとジョークも交えて組み込んでおり、アクション、ストーリーともに濃密でした!
オックスフォード公が格好良くもあり可愛らしくもあり、ずっと応援しながら見守っておりました。

そしてなにより、みなさんも仰っているとおり、ラスプーチンの存在感と迫力が凄いこと!
もう全ての悪役の座をかっさらっていきましたね、彼は。

最後のオックスフォード公の「昔の臆病な私ならそうしていた。でも今は違う」(うろ覚えで失礼)と言ってマフラーを切り捨てた場面、とっても印象的です。
「何があっても殺してはならない、耐えねばならぬ」、という印象が強めの日本と対極的な「臆病者は殺さず、勇気ある者はいざというときは手を下す」という価値観はまさに、幾度となく争いを繰り広げ生き抜いてきたからこそ得た物なのだという力強さを感じました。
どっちの価値観、思想が良い悪いとかはありませんが……私はこの感じ、好きだなあ。
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