-The Peanut Butter Falcon-
ユーモアあり、愛情あり、感動ありの最高に心温まる映画でした。
この作品は実際にダウン症の俳優ザック・ゴッツァーゲンが「僕も映画スターになりたい」という夢から作り始められ、ありのままの姿で役を務める彼の実際の趣味を映画内に盛り込んだり、というように言わば彼のための映画だったそうです。
そのようにしてできたこの映画はメインキャラクターがダウン症の主人公ザックと漁港で仕事をしていて少し汚れた様子のタイラーであるため、見始めの時点では、「普通の作品と違うなあ。この映画本当におもしろいのか。」と思ってしまう人が多いかもしれませんね。ですがそれ以上にグッと心にくるものがあり、なにか大切なことを学び考えさせられる良き映画だと僕は思いました。
-ネタバレ有り-
ザックとタイラー、エレノアは生まれも育ちも考え方もバラバラだが、それぞれ大切なものを失った喪失感を抱えていて、そんな3人が時に激しく意見をぶつけ合いながら、少しずつ相手に共感し、いつしか愛おしさを抱いていく温かさに、また、強く純粋なザックの勇気ある挑戦に感動しました。
特に映画終盤の、夢のリングが目の前という状況で自分の夢は、今まで想像していた世界とは異なり,怖く痛々しいものだったとしりリングに上がることを恐れていたザックが勇気を出して夢の舞台に上がり、戦い切るというシーンに感動!
あとは
誰だってどんな人間だって挑戦する権利はある
ということを示すかのように「I don’t wanna go home‼︎」とエレノアの鍵を海に投げ捨てるシーンも堪らなかった!
ユーモア的なところでは
スイカかぶってトレーニング、銃にザックが吹っ飛ばされる、ロープ使ってみんなで仲良く海飛び込む、素手で魚捕まえちゃってピーナッツバター塗っちゃう、なんでシーンが楽しそうだったな〜〜
【実は「神は信じるか?」「あぁ」「そいつはいい」のおじいちゃんの笑顔が最高に大好きすぎましたw】
ちなみに↑の英語なんて言ってたか分かった方いらっしゃいましたか?
いたらコメントお願いします!