このレビューはネタバレを含みます
物陰や顔の凹凸にべっとりと張り付く影の見事な黒さや、
画面をより複雑にしてくれる数多の"遮蔽物"の美しさを見た(特にベンアフが死ぬ場面の岩々‼︎)。
復讐に燃える青年は常に画面の奥にいるので顔の判別はできないが、彼だけが「黄色」を着る権利を持っている。
そして、ベンアフは死ぬ前に唐突に「橙色」に着替えて、みんなに「さっきはごめんね」と謝る。
お金より友情が大事っていう凡な物語に対して、
紙幣は映画でこう使え!というのをこれでもかと見せてくれる充実感は、
他ではめったに味わえない感覚だと思う(焚火の燃料、重たい鞄、紙吹雪etc..)。
金が重過ぎてヘリ墜落は笑った。
Netflix 字幕&吹替