枯葉

ディープ・ブルーの枯葉のレビュー・感想・評価

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)
4.5
真面目に作られたサメ映画の中でもかなりバランスの取れた名作の1つ。
使われている音楽もクールで印象的。
サメ映画と言えば『ジョーズ』という名作過ぎる存在の呪縛にとらわれてるサメ映画が多かった中でCGを用いて真っ向から勝負した映画といった感じ。
ストーリー的には舞台は海上の巨大研究施設、身内のアルツハイマー病によりトラウマを抱えた研究者がアルツハイマー病の治療薬の開発を急ぐ余り禁を破り遺伝子操作で高い知能を持ったサメを生み出してしまうことから始まる。
個人的にはサメ映画でありがちなすぐ巨大化させたがることや妙に知能を与えたがるところはリアルさを削ぐのであまり好きな設定ではないものの、それなりに納得のいく話の流れになっており俳優達もそれぞれ良い演技をしていたのであまり気にならなかった。
研究者の女性の異様な執着心はサメより恐ろしくちょっと常人には理解不能なので苛々する人も多いかも。
ただ美人なのでその苛々を絶妙に抑えてくれる。笑
この映画で世間に認められて2や3の続編も作られることになるのだがいずれも悪くない出来ではあるもののこれの劣化焼き直し感が強かったのが残念なところ。
ちなみにこの映画、何気に脇役のコックさんが良い味を出している。
いや、もはや主役かも知れない。
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