やまち

サムライマラソンのやまちのレビュー・感想・評価

サムライマラソン(2019年製作の映画)
3.5
幕末、安中藩が鍛錬の為、藩を挙げての十五里もの遠足(とうあし)を行うことに。
これをきっかけに安中藩取り潰しの危機となっていくお話し。

全体的にシリアスで少しだけコミカルなシーンがある印象です。
史実が元らしく日本のマラソンの原型となったとありました。

何人かの目線で話が進んでいく構成になっています。

佐藤健は、幕府の草で安中藩の藩士となって隠密として過ごしています。
今回の遠足を謀反と勘違いして幕府に密告してしまう張本人です。
張本人で隠密なのに藩を救おうと奔走し幕府を裏切る所は藩愛がまさったからなのか🤔

小松菜奈は、安中藩の姫で自由になりたいが為に家出。男勝りな剣の腕前で女性剣士の如く活躍してました。

竹中直人、安中藩の藩士でしたが藩主に高齢のために解雇。
遠足に老体に鞭を打って参加します。
ストーリー的にほとんど絡まず唯一のコメディ担当的な役柄。
最後はふんどし一丁で迫真の演技でした🤣

他にも山本未來や染谷翔太など豪華キャストでしたね。

風景や衣装など美術にこだわりが見て取れました。
殺陣も綺麗なチャンバラと言うよりは、より実戦的で転げ回るような泥臭い集団戦などとても楽しめました😄

ストーリーは遠足が中心でしたが、様々な事柄が混じり合って結局何が言いたかったのか分かりにくく感じました😅
良いシーンも多くて時代劇ファンとしては楽しめましたが、もう少しまとまっていたらと少し残念でした。
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