Yuka

Fukushima 50のYukaのレビュー・感想・評価

Fukushima 50(2019年製作の映画)
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〝Fukushima 50(実際は69名)〟

日本でこの言葉の認知度はどれぐらいでしょうか。
当時海外のメディアは彼らの勇気を報道しましたが、日本はどうでしょう。

この映画は美化して描かれているとか、まるで戦時中の日本兵だとか、一部評論家からの酷評もあった様ですが
死を覚悟して原発内に残った方々がいると言う事実、それを知るには充分な作品でした。

渡辺謙さん演じる吉田昌郎さんは、実際に福島第一原発の所長をされていました。
津波対策について熱心に研究し、津波の高さも試算していたそうです。
彼の言葉に耳を傾けてくれる上層部がいれば、もっと違う未来になっていたのでは…
そう思うとやり切れません。
何かが起こってからでは遅いのです。
失われた命や被曝した体は元に戻りません。
現場に残られた方の中には、20代や30代の未来を担う世代もいたそうです。
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