所謂感動巨編と思って見ると肩透かしを食らいます。
一番イメージに近いのは、例えば防災施設等で実際にあった災害のドキュメンタリーミニ映画の豪華版と言った感じ。
登場人物像もしっかり描かれていますが、やはり主体は現場の緊迫感と決死の覚悟で対処にあたる職員の皆さんの姿で、これが実際にあったことだと思うと全編通して胸が熱くなります。
事実を忠実に記す必要があり、過剰な演出やストーリーの組み替えが出来ないので物語としては限界があるのは当然で、そこに期待しちゃいけません。
それでもとても意味のある、見る価値もある映画だと思いました。