愛野弾丸

柴公園の愛野弾丸のレビュー・感想・評価

柴公園(2019年製作の映画)
3.0
柴犬が大好きで、柴犬を見たさに鑑賞。
犬の可愛ささえ見れればそれでいい、と思ってた。
そういう意味では満点をあげてもいいくらい。
柴犬の可愛さを見てて、変な声が出てしまいます。
が、やはり映画なので肝心の中身での点数を。

当初は物語内容には期待してなかったけれど、割と悪くない。
「40代独身男」「人嫌い」「コミュ障」「ひきこもり」「ニート」
柴犬の無邪気さとは正反対の、ネガティブな際どい部分も。
なかなか個人的にも際どいツボを突いてくるなぁ、と痛感。
ただまあ、ひとつの映画として見るとやはりやや弱い感じはします。
起承転結・物語の起伏・話の密度・インパクト・感動などはテレビドラマ級。
肝心の柴犬も物語的にはあまりキーアイテムじゃなかったのが残念。
別に柴犬である必要性は無かったレベル。(映画タイトルは別として)
柴犬のカワイさと、人間ドラマを、ムリヤリひとつの映画にした!ってのを感じます。
結果として器用貧乏というか、どっちつかずというか、中途半端な感じ。

佐藤二朗の変人っぷりはさすが、と言わざるを得ない。
いい味してるし、話としてもなかなかいいポジション。

この映画の半分は柴犬の可愛さでできている
愛野弾丸

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