緊張感からかずっと鳥肌が立ちっぱなしで彼等の生存を祈りながら観てました。
こんな映画は初めてです。
楽しさはありません。
けれど絶対に観る価値はある。
インド・ムンバイ同時多発テロに基づく実話。タージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇です。
まず最後まで見て思ったのは、
インド警察とニューデリー治安部隊の対応
杜撰過ぎませんか？
警察来るのは遅いし、人数は少なく
弾は当たらないし、
治安部隊の到着はなにしろ遅い。
もっと早く対応しておけば、こんなに被害がでなかったのではと思わざるを得ない。
もし日本でこういうテロが起こった時には
万全な対応をしてもらいたい...
息を潜めている静寂から悲鳴と生々しい銃声が鳴り響く。武器を持たない客やホテルマン達がなす術もなくテロ組織に殺害される描写に只々恐怖していました。
この作品ではテロ実行犯の青年達側の描写もあり、決して肯定出来る行動ではないけれど、彼等なりに貧しい家族のことを思っての事だと思うと辛い。
無垢な青年達を洗脳した首謀者に憤りを感じました。
残酷で壮絶なシーンが多い中、お客様第一で避難させようとするホテルマンの対応に感動しました。彼等の勇気ある行動が、これから先も語り継がれていくように。
