2008年に実際に起こったテロリストによるホテル占拠を題材にした作品。
立ち向かう術がなく、ただ逃げ、隠れる事しかできず終始緊迫した空気が漂う中、ホテルに勤める従業員が身を呈して客を守る姿が描かれている。
ホテルの戦士たちが本当に格好良かった。
テロリスト側の少年たちは、実際はどうだったか分からないが、大人に洗脳され指示されるがままに事に及んでおり、宗教や教育といった“当たり前”な事が如何にその人の人生を分けるのかを考えさせられる。
当時はまだ学生で、テレビの向こうの世界としてニュースで見た記憶が朧げあるだけだった。
こういったノンフィクション作品は、その時の空気感や状況の一片に触れる事が出来るので、エンタメだとしても有り難い。
