重たすぎる。。
とてもリアルに描いている。振り返ったら犯人とか赤ちゃんの泣き声で見つかってしまうとか映画あるあるはなく、ただただ静かにリアルに描かれているからこその、この重たさ。
貧困と宗教を盾に振り翳し
まだピザでふざけあったり、異性の体に触ることもできない少年を駒に
胸糞の悪すぎる大量殺人。
この世に憎むべきことは他にある。自分の生活の中には気づけていないだけで幸せがたくさんある。それなのに無差別テロなど許されるはずもない。ただただ怒りが湧き上がる。
たくさんの異教徒を殺して家族に金が入ってそれで幸せなの?貧困でもあなたが清く家族全員で暮らすことの方が尊いとは思わないの?父に電話するシーン、父もまさかの神のご意志だ、みたいな。んなわけあるかい。
無宗教でも当たり前の日本人からしたら、自分の不運を宗教に八つ当たりしてるだけじゃんって思ってしまう。それだから日本人には自殺者が多いのか...
と心の底から怒りとやるせなさが湧いてきてしまうくらいリアルで悲しい映画だった。