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ホテル・ムンバイのウィンクのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
3.5
オーストラリアの映画館で観賞。どうしてもこういうノンフィクション、ドキュメンタリーみたいな映画って、監督が伝えたいことを軸にして、ストーリーを作ってる訳じゃないからメッセージ性が、弱い。けっこうガッツリしたないようなのに、宗教色の陰影と待ってる人がいるよーくらいのメッセージ性しか感じ取れなかった。しかも、主人公だと思ってた人があっけなく死んでしまって唖然。ひとつすごく心に残ったシーンは、イスラム教のテロリストがイスラム教の祈りを捧げる女性を殺せなかったシーンでした。皮肉だけどおなじ神を信じた男に殺されそうになって信じた神に救われてるっていう状況と画面が神秘的でした。

映画とは関係ないんですが、オーストラリアの映画館では観客の反応が非常に露骨なので、テロから逃げてきた人たちに紛れてテロリストがホテルに入ってしまう下りで「ohh~~!!」ってみんな言ってたし、その他のシーンでも一喜一憂してるのがすごく感じられて観客同士の一体感があり新鮮でした。