まつけん

ホテル・ムンバイのまつけんのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
3.7
青山シアターのオンライン試写会にて。
正直PCで見る映画ではなかった。。ちゃんと映画館で見るべきだった…。

内容は、ムンバイ同時多発テロの一つの現場となったタージマハル・ホテルを舞台にした殺戮内容。とにかく殺戮。。
テロリストは、欧米人がインドに入ってきたことによって我々は貧しくなったと、欧米人を排除するのである!と高級ホテルを襲った。
対して、5つ星ホテルの従業員は、宿泊客は神様であるという教えから、逃げずに宿泊客を助けるべく、守るべく奔走する。
実際にこのホテルで亡くなった人の半分は従業員だったらしい。

映画では、シーク教の男性がイギリス人女性に対し、テロリストと仲間でないことを身をもって伝えるために、小さいころから外出時には必ずつけていたターバンをあなたが不安になるのであれば外しますよ と言った話があった。外国人から見れば、インド人がみなテロリストに見えるのかもしれないが、そんなことはない。途中でロシア人が、料理長の祈りに対し、全ての現況はその祈りだ と宗教否定をしていたけど。

と色々と伝わってくることや感じることはあるけれど、実際に起こった殺戮の映画であり、ずーんとなる映画でした。(ホテルルワンダよりはまだましだったかも。。)

しかし首謀者は未だ分かっていない。犯人は貧しい若者がある意味洗脳されて携帯電話で指示されたことに従っただけという…非常に痛ましい事件。(映画の最後にパキスタンの首謀者は未だ~などと注釈が入っていたけれど、パキスタンの関与は確定してないみたいですね)
まつけん

まつけん