狼狽

ホテル・ムンバイの狼狽のレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.2
2時間ずっとハラハラしっぱなしだった。
クリントイーストウッドの15時17分、パリ行きも実話ベースで一般人がテロリストに立ち向かう話だったけど、このホテルムンバイの方が圧倒的に引き込まれた。
ホテルの人達が本当にすごい。テロにも屈しないホスピタリティには、宗教以上に強いものを感じた。
死をも恐れないホテルの人達の献身さとは裏腹に、困ったお客さんの行動にモヤモヤ。しかし、そんな客にも誠意を持って接するアルジュンや料理長の姿には感動しかない。
イギリス人の女性に、パグルーについて説明するシーンが素晴らしかった。
パグルーは高潔さと勇気の象徴らしいが、それって完全にアルジュンの行動そのものじゃないか。まさに有言実行。
アルジュンがすごいけど、やっぱり最高に信頼できるあの料理長がいてこそだと思う。あんな上司なら一生ついて行く。
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