外面

暁闇の外面のネタバレレビュー・内容・結末

暁闇(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

青木柚くんが好きで鑑賞。

内容いまいち掴めなかった。黒い気持ちを溜め込みながら普通に生活してる感じが学生のリアルなのかなあとは思ったけど、雰囲気で全てを語ろうとしている感が否めない。勿論私の理解力不足もあるけど。映像(特に柚くんの出てるところ、まあこれは推しだからというのもある)とかエンディングはエモかったけど、「エモい」という独特な感情から来る切なさに全責任押し付けてる感じがするっていうか…。無言がエモい訳じゃないよ…ってなった。説明もっとしてもいいよ、人と人との繋がりに本来名前なんてないかもだけど、それでも全部言葉以外で説明しないのはずるいよ、これは映画なんだもん私たちは当事者じゃない。それか説明しないならしないなりにもっと入り込める仕掛けを入れるべき。

あとちょっと出会いが強引な気もする、めちゃくちゃ大事なんだから柚くんが曲を作った張本人だってわかる伏線とか、ショートの子がロングの子に曲が好きだってバレるシーンとか誘うシーンもっと本気でいい。どうしてあの建物にいた柚くんを勝手に作曲者って決めた?もしかしたらリスナーかもしれないじゃん、ってモヤモヤはあった。ついでにこれは理解力不足なんだけど柚くんが曲作り辞めたのって理由あるの?汲み取れなかったんだけど…。現実から逃げる行為、ショートの子がリストカットでロングの子が首絞め。柚くんは?となった。曲作りだったの?わからん。

映像について。3人が集まってた所の定点カメラで何回か登場したけど、柚くんが左、ショートの子が右にいて、対象な場所での非対称な座り方が凄い綺麗でした。あと柚くんの座り方がシンプルに好き。

俳優さんについて。
・柚くん、無の中に秘める黒さとか絶望を顔に出すのが上手いので是非もっと見たいです。私は笑顔も好きです(みんな好き)。
ただ、そういう黒い部分ばかりに特化して普通の感情の出し方がおざなりになったらやだな。黒さは隠しているのが透けてるくらいがちょうどいいから。
全カット良かった(推し補正?)。身長あんまり高くないのも凄いいい。
あと横顔綺麗すぎない??3人で花火見に行く時の集合時の横顔、猫の横顔にそっくり、可愛いのに綺麗。
初めて建物集まった時、「ここ気持ちいいっすよ」って言って2人を喋り方、前髪を頭振って整える感じ、はしご足で抑える感じ、本当に最高すぎてそこだけ見返したいくらい好きです。
あと声とか喋り方がいいよね。優しい低くない声、聞きやすい。普通に柚くんに話しかけられたら恋に落ちる自信しかない(キモ)。役で言うとこういう声でサイコパス役やって欲しい。。
最後の方、三浦さんと2人で座って横むく綺麗な空と笑う柚くん……アート??綺麗すぎ。
・ロングの女の子がこのエモい雰囲気にいい味出してた。綺麗だしスタイル良い。。黒髪パッツンロングは正義だな……。ラスト、笑いながら泣き出したところ良かったです。あとは心の暗さ?みたいなのがもっとベースに透けてて、大人と会う時以外も暗さのベースが安定してたらなお良かったかもなあ…。
ラストシーン割と良かったけど女の子の演技の良さを友達二人がかき消してた感ある。笑いながらいきなり友達が泣き出したら普通謝罪より驚きが来るじゃん。あの流れだったらどんないい子でも「え?なんで?(笑)泣くようなこと?」って気持ちになるよ誰だって。だからごめんしか言わない友達二人は違和感でしか無かった。どうしたの?なんで泣いてるの?ごめんね!の感情の動きをしっかりして欲しかった。いくら主要キャストじゃなくても他の演技の細かいところがどうでもいいわけじゃない。
・ショートの子、役柄的に最初小声じゃなきゃいけないのは伝わったんだけどシンプルに小さすぎて聞き取るのに疲れる。もっと大きくても大丈夫だし、小さくするなら言葉をしっかり発音した方がいい。ボソボソ喋った方が役には合うけど小さくてボソボソだと機械で拾った時マジでわからない。
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