自分を正当化したい、認めてほしい、でも言い訳して逃げてしまう、批判されるの絶対嫌、そんなダメな感じ。
フルコーラスで流れるトリプルファイヤーが、映像やセリフと渾然一体となってダメな感じを増幅させていました(映画館でがっつり聴けて嬉しかったです)。
締切や世間体から、普通は走り出す。でも主人公はギリギリまで走り出さずに、ダメさを真空パックしたような最高の映画を完成させている。
世間一般の「普通」なんて関係なくて、走り出すのは自分のタイミングでいいんだと思わせてくれる作品でした。
しかしながら、普通は走り出すところで走り出さないのは才能と度胸と待っていてくれる人たちが必要だから、凡人の私は普通に走り出すしかない‥