太宰好きとして視聴。
小説「人間失格」の"葉蔵"ではなく、太宰こと津島修治がそれを書く視点での話、というだけでセンセーショナル。事実は小説より奇なり、な訳で筋としては面白くないわけがない…。つくづく私は男としての太宰ではなく作家として、のみ好きなのかー、とか無駄に色々思わされる作品でした。
太宰治と3人の女たち、が焦点だとしても、個人的には「斜陽」のヒットで当時の文豪たちや出版関係者と太宰作品の評価の付け方に迷いを感じるあたりの描写や三島由紀夫の痛烈な批判シーンに一番面白味を感じましたね。
俳優陣は素晴らしかったです。演出過度なのは仕方ないけど気になります。