蜷川美花の得意技とはいえ濃いめ鮮やかな色の多用は押し付けがましく感じてしまった(キャラクターや心情に合わせて使用しているのはわかるが)。
小栗旬が太宰治に見えることはなかった。最後まで小栗旬だった…
映画の大部分あれだけ太宰治にフォーカスされていて、太宰が死んだ後は女が残って逞しく生活を続けていくのが清々しい。また、小栗旬だけじゃなく太宰治周りの人たちを演じていた役者さんたちもそれぞれ本当に良い…
>>続きを読む万助橋のあたりのあの玉川上水で、2人一気に入水自殺できるもんなんだなー
二階堂ふみが勝手に家上がり込んで部屋キレーに掃除して、長女がそれを宮沢りえに伝えてしまい、心がぽっっきり折れるシーンが印象的…
蜷川実花ワールド全開で安定に官能!花撒き散らし!で好みは分かれるけどヘルタースケルターといいニナミカ大先生というだけでつい観てしまう。
事実などに基づいてるのであれば太宰治という人間を少し知れた気…
「 恥の多い生涯を送ってきました 」
って、自分で言っちゃう憎めなさと愛くるしさ。
「 傷ついた者だけが美しい物を作り出すんだ 」
このセリフは、まさに、
今にも壊れてしまいそうな弱さの中に…
© 2019 『人間失格』製作委員会