これまで自分の中では定期的に太宰治ブームが来るんですよね。
自分の中で2度めの太宰治ブームの時に小説「津軽」の行程を周る旅をしたのですが、津軽では彼は英雄です。
本人が一番びっくりでしょうがそこらじゅうに太宰の銅像がありました笑
三鷹のお墓には花が絶えず、そして有名な鉄橋には写真入りのパネルもありましてファンが同じ構図で写真を撮ってました。
これだけ愛されてまた嫌悪され、そして今だに人を惹きつける作家はいないかなぁと思います。
本作は太宰治と3人の女性との愛憎劇。
太宰が死んで吹っ切れたような笑顔の妻が印象的でした。
太宰治って女性から求められたら絶対に断らない男なんですよね、子供が欲しいと言われたら授ける。死んで欲しいと言われたら心中してしまう。そんな優しくて弱い太宰を小栗旬が好演しています。
あまり評価高く無いですが太宰ファンの自分には楽しめる作品でした!
「壊しなさい、私たちを」