おさる

人間失格 太宰治と3人の女たちのおさるのレビュー・感想・評価

3.7
とりあえず,人間失格読みた〜ってなりました。
どこまで脚本か,実話かはわかりませんが,太宰はただただ酒と女にだらしないだけど,その性格が功を奏していいものが書けたのか。反対に,書きたいものを書くために破天荒な道を選んだのか。どっちとも取れる描写ではあったかなと。どっちの要素も含んでいたということもありましたが。
どちらにしろ,書くことに手段を選ばないというか,命をかけて書いていることが多くの人を虜にしたのかなとは思いました。
また,小説のモデルになったのであろう女性たちもまた三者三様で突き抜けていたことも良いものが書けた要因だったのかなと思う。異なる形の恋ではあったが,太宰の書く文章に魅了され心底応援していたことは3人共共通していることであろうと感じた。
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