かなこ

ジョジョ・ラビットのかなこのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0

ナチス関連だから今まで何となく見る気になれなかったけど、見てよかった!

思ったことは三つ。


一つ目、映像がかわいい!
色味?質感?何でかわいいと思うのか分からないけどかわいかった。ムーンライズキングダムよりクセがなくって現実味ある感じだー。

二つ目、悲しい。
秘密警察が家に乗り込んでくるところは胸がザワザワしたし、お母さんが殺されてしまったところ(お母さんの足元を見つけてしまったシーンが忘れられない)や、ドイツが負けて攻め込まれるところはとても悲しかった。
だけどこれは全部当時のドイツで起こっていた事実だし、その事実をだいぶポップにしてこの映画に起こしてある。映画見て悲しくなるところはいくつかあったけど、これの何百倍も何千倍も悲しい出来事が現実では起こっていたし今も起こっていると思うと、なんか、、ーー、「この映画みて感動した!」と中々簡単に言えない

ユダヤ人への偏見とか連行とか、秘密警察の家宅捜査とか、反ナチス活動してたドイツ人が取り締まり受けて殺されたり、それが自分の家族だったり、一般市民が銃弾の被害受けたり。
ナチス信者だったドイツ国民も被害者だと思う。ナチスに洗脳されて強く信じ込んでたけど、結果敗戦して敵国に攻め入られる。その時の絶望とか混乱とか、どんな気持ちだったんだろう。

(歴史とか戦争について浅はかな知識だから見当違いの感想言ってるのかもしれない)


三つ目、スカーレットヨハンソンについて。
スカーレットヨハンソンはこの役が一番好き。外見の美と内面の強さが素敵だった。親子の平和なシーンを思い出すと悲しくなる。
かなこ

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