プリン体

ジョジョ・ラビットのプリン体のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.5
試写会にて。
出会えて幸せだと思える映画は年に数本ほどですがこれはまさにそんな映画でした。スカヨハ母さんとジョジョが並んで自転車を漕ぐシーン、謎にあの辺りからずっと泣いてました…

コメディとシリアスの絶妙なさじ加減と子供視点のおかげで、ナチ物ではあるけれど割と気負わずに観れる。ただ鑑賞後には…受け止めきれないほど大きな感情を自分の中に見つけることでしょう…

ポップな色遣いの中に戦時のもつ異常性が浮かび上がるそのグロテスクさ…大人でさえ簡単に洗脳された。真っ白な子供なら尚更どんな残酷なことも滑稽な差別思想も刷り込むことができる。「子供を操り利用する」という戦争のいちばん汚い部分もしっかりと描いているのがとても良かった。

デヴィッド・ボウイのHeroesが響くとき我々は平和と子供たちの幸せな未来を願わずにはいられない
プリン体

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