オープニングから最高でした。
あの曲にあの敬礼を合わせてしまうワイティティ監督のセンス!
なんとも言えないシュールさ。
そして出てくる人がみんなどこか愛すべきキャラクターで衣装もお家も可愛らしい。
監督扮するアドルフも出てくる度にちょっとクスッとしてしまう。あと登場・退場の仕方がいちいち面白い。
そしてなんといってもサムロクさん演じるキャプテンKが最高!あの挨拶の適当さ!
でも締めるところはかっこよく…
ママもヨーキーもエルサもみんな大好き!
戦争を描く作品はグレーな世界をイメージするけれども、こんなにカラフルなのは子どもの目線から描いているからなのか。
でもジョジョとヨーキーの無邪気な会話の中にも戦争の事は出てくる。
流れの中で見せるべき事というか苦しい、怖い面もきちんと描き、ジョジョから見た戦争、悲劇、人の愛、そして成長の物語。
最後のシーンのジョジョの顔、ボウイ風な髪型と服も相まってちょっと成長して見えたのもとても微笑ましかった。
決してシリアスになり過ぎずコミカルに、でも意図する事はきちんと伝えてくるこのワイティティ監督のバランス感覚すごい。
filmarks試写会にて。
2回目:1/17@吉祥寺オデオン