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ジョジョ・ラビットのHitoKonoのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.4
ラストシーンが最高に好き。ナチスに傾倒していた少年ジョジョと、ユダヤ人少女エルサが見つめ合いながらDavid BowieのHero(ドイツ語版)に合わせて踊る、第二次大戦中のドイツを舞台にこの二人の交流を描いた映画として実に素晴らしいエンディングでした。ジョジョの母親役のスカヨハ、キャプテンK役のサム・ロックウェル、ヨーキー、ヒトラー役の監督ワイティティ、みんないい味を出してました。何気ないシーンのカットがとてもキレイ。ナチスを描いた映画なのに、こんなに軽やかに、でもしっかり響く映画に仕上げるワイティティは素晴らしい監督です。出来ることをした活動家の絞首刑、同じようにさらされたジョジョの母、出来ることをすると言ってエルサを外の世界に導き出したジョジョ、「出来ることをする」という言葉が響きました。
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