まさかこんな素敵な映画だったとは。
序盤はウェスアンダーソンぽいなぁという印象、内容はちょっとブラックで、ファンタジーにしては政治色が強すぎるので、どう展開していくのか全く読めなかったのだけど、これは最高なのではないだろうか。
めちゃくちゃ好きな結末。それに至る伏線とか、やはりお母さんとの大好きなやりとりがあってこそだし、こういう映画に巡り合った時って本当に幸せだなぁと思う。
そして、個人的に嬉しかったのは、サムロックウェルが実はいい人だったりしたこと。スリービルボードの彼がフラッシュバックしたのは僕だけじゃないはず。
それから、デヴィッドボウイの曲はどの映画でもかかるとドラマチックになるのだけど、この作品も漏れなく絶妙なタイミングで興奮させてもらったのだった。ウォールフラワーの時も良かったけど、それを超える感動。