テル

轢き逃げ -最高の最悪な日-のテルのレビュー・感想・評価

4.2
水谷豊さんの脚本、監督、出演です。

先が気になる小説を読んでいる様な感じでした。
主人公のシュウイチは数日後に結婚式を控えていた。式で司会を務めるテルと打ち合わせに向かう道中に人をはねてしまう。
タイトルの通り「轢き逃げ」です。
誰にも見られていないことを口実に現場から逃走して打ち合わせに出席。

しかし、数日後に不審な出来事が起こり始める。
そこから周囲の人間を巻き込み物語が展開していきます。

私は、エンディングにどう着地させるのか気になっていましたが、比較的序盤で分かりましたが、「なぜ?」という疑問が残りつつ見ました。
しかし、それも最後には謎は解けます。
物語のテンポ、カメラワーク、音楽、俳優陣の演技も良くあっという間にエンディングでした。
独特の雰囲気があり楽しめました。




ここからは見た人向けなのでご注意を。
1つ気になるところがありテルが封筒が届いたとシュウイチに連絡した時、橋の上で怯えてました。
あの描写は、おや?と違和感がありました。しかしよく考えるとテルの心理状態を表しているとしたら。。。?と納得しました。
個人的には無かった方がいいシーンだったかなと思います。
その違和感で気付きました。
テル

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