きりか

ギレルモ・デル・トロのピノッキオのきりかのレビュー・感想・評価

4.0
ギレルモ・デル・トロ監督のピノッキオ
パンズ・ラビリンスの世界が大好きなので、ぜひ見なくてはと満を持して鑑賞!

ひとりで暮らすおじいさんが作った木彫りの人形に命が宿る、というお馴染みの設定のもと、ギレルモ監督の世界観をたっぷり堪能できるいい作品だった!

やっぱりなんといっても、キャラデザが良い…
パンズ・ラビリンスのペイルマンを初めて見て心を鷲掴みにされた、あの感覚が蘇った…
セバスチャンはちゃんと『虫』だし(ゼペットおじさんにゴキブリって言われてた)、妖精も美しいだけではなく、人の形をしているのに人ではない不気味さを感じられる見た目ですごく好きだった
あのキャラデザで声優ティルダ・スウィントンはもう…優勝すぎますって…

戦争ってテーマがあるのもよかった
善も悪も知らないピノッキオと、戦争は正しいと教え込まれたランプウィックがお互いの考えをぶつけ合って友情ができていくことに感動する一方、大人の勝手な言い分に腹が立つ…

悪役がすごく悪役に振り切ってるから見やすかった
けど、悪役が痛い目にあったときにマジで誰も心配しないのちょっと笑っちゃった笑
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