このレビューはネタバレを含みます
身近な人の死を日和らず最期まで描いたラストにボロボロに泣いてしまった。
ここまで丹念に死を描くのは、ピノキオが軽快に死んですぐに生き返る話を散々やったからこそのケジメかなと思いました。
すごい作品でした。反戦のメッセージがかなり強くありました。
ピノキオのショーがプロパガンダに使われていく悲しさ。戦争で死にゆく子供。おとなに利用される子どもたち。お猿まで可愛そう。
女神や悪魔、クジラの造形にデルトロの癖を感じました。あれは…クジラなのか?
強権的な軍人の父殺しで終わりはちょっと肩透かしだったかもしれない。父親を亡くした息子に行く宛はあるのか…?など心配してしまった。お猿はピノキオに家族として迎え入れられていたけど。
猿の吹き替え声優がケイト・ブランシェットだったのは誰もわからないだろ 山ちゃんがアンパンマンのチーズを演っている感じだろうか。