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ギレルモ・デル・トロのピノッキオのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

3.6

ウッド🎬

ストーリーは命を宿した木製の操り人形が人間になろうと奮闘する姿を描いた作品でした。作品はアドベンチャー要素が強いオリジナル作品作品とは異なり、暗い時代の中で主人公が経験した教訓・愛・死生観が描かれていました。今作でメガホンを取ったギレルモ・デル・トロ監督は原作の良さを残しつつも、木の人形と人間という表現の方法が全く異なる二つのモノをストップモーションなどの技術を駆使し、材質・動きの違いを見事に表現していました。またアニメの柔らかな印象とは異なり、リアルな木の雰囲気を残しつつも滑らかな動きが印象的でした。ピノキオといえば嘘をつけば鼻が伸びるというシーンが印象的ですが、今作では嘘は必ずしも悪いモノではなく、時や場合によっては嘘をついても良いという描かれ方をしていました。
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