カニペンギン

行き止まりの世界に生まれてのカニペンギンのレビュー・感想・評価

4.7
ボードに乗る彼らを追うカメラの浮遊感、疾走感、なめらかさ、その美しいスタイルが、彼らがボードに乗っているときにだけ感じている自由をそのまま見せてくれているようで、泣ける。

屋根に登って仲間たちで花火をみるシーン、なんていい場面なんだ。幼い彼らのかわいさ。

ネガティブな経験をポジティブに変換できるやつとそうじゃない奴がいる、とザックは言ったけれど、あの街においては、スケボーをやること、スケボーの練習をすること、できること、したことは、ひとつの幸運でもあるだろうと思った。
カニペンギン

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