TakaoOikawa

ボビー・ロブソン -英国サッカー界が生んだ名将-のTakaoOikawaのレビュー・感想・評価

4.5
大胆にもキャリアのすごい途中のバルサ時代がしばらく話の軸。ここは今のサッカーを追いかけてる人々にもドンピシャで、当時のモウリーニョとの関わりも存分に見えてくるキャッチーさがあり、しっかり興味を惹く作りになっている。

そこにイプスウィッチ、イングランド代表、叩かれつつ向かった海外への挑戦を交えて歴史を振り返る。そしてバルサ後のニューカッスルへの帰還あたりの流れはドラマチックな作り。

病との戦いやピッチ外の活動も描く上で、戦術的な事というよりはパーソナリティに寄った話なので、見方によっては物足りないかもしれないが、ジョゼを筆頭にペップ、ファギー、ロナウド(CR7じゃなくフェノメノの方)、シアラー、ガスコインという超一流が惜しみないリスペクトを述べてるあたりで、サッカー史における超重要人物なのは存分に伝わってくる。※ビラス・ボアスのエピソードは無し

近代サッカーの歴史を知る上で、欧州サッカーファンは必見。
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