意外すぎて理解が及ばない68点
今年232目
魔法が衰退した世界で暮らすエルフの兄弟が、幼い頃に死別した父親を魔法で1日だけ蘇らせようとする
ピクサー作品ってどれも質が高くて、期待値上がっちゃう所があると思うんです
「ピクサーなんだから『ただのいい映画』にはとどまらないよね?」「もっと思いもしないオチで驚かせてくれるよね?」って期待しちゃう
結果、ただのいい映画だとガッカリしちゃう、みたいな、
頭良さそうに見えるのにアホとか、残念なイケメン、みたいになってしまう訳ですね
で、本作なんだけど、
「ただのいい映画」じゃない所を目指した結果、ちょっと変な所に着地したな?って印象を受けました
まずいい所
世界観が全体的にすごくいい
魔法が実在する事は誰でも知ってるけど、文明が発達して誰も使えない、という世界観がまずはおもしろい
野良犬みたいなユニコーンが結構ツボw
ラスボス戦も最高にいい
あのラスボスのデザインめちゃくちゃいいよね
あと魔法を使った戦い方もとてもお気に入り
よくない、というか気になった所
説得力不足な所もちらほら
お兄ちゃんは本当に魔法使えないの?自分にはできない悔しさとかないの?とか
魔法の修得は難しいはずなのにポンポン使えるようになるな、とか
あとお母さんの扱い問題
吹き替えが棒読みだからって(!)ちょっと扱いが酷い
16年間お父さんからのプレゼントを大事に保管してくれて、一緒に包みを開けたのに、一声もかけずに旅に出る兄弟の神経が信じ難い
そして1番気になるのがラストの展開
⚠️ここからネタバレ注意⚠️
ラストの展開はどうなの、あれいいの?
冒頭からあんなにお父さんに憧れてたのに遠目で見るだけで終わりなんてあるのか、、、可哀想で悲しかった
「お父さんに会いたい」気持ちと「お兄さんの愛」に気づくのは全く別の話でしょ?
それで埋まるものではなくないか、、
すり替えられた感が強くてモヤモヤしてる
これは監督のパーソナルなエピソードらしいけど、、当事者である監督自身が出した答えって事なんだろうけど、、
ツラいね、、