ハモン

黒い司法 0%からの奇跡のハモンのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.3
真実を元にした物語と謳っている映画でも、映画は映画。その映画が、どこにフォーカスをして、何を伝えようとしているのか、そして、それを私達がどう受け止めるのか。
日々自分の立場で感じていること、世界情勢を目にして耳にして感じていること、そして、それを、自分はどう処理し、対応し、どこに着地点を見出したいと思っているのか。そして、その着地点は、我が人生をどう生きていきたいと示しているのか。
ときどき、こうやって心と頭が騒ぐから映画が好き。

だけど、真実は時に酷い。自分の人生だけでは知る由もなかった真実が、映画にはときどきある。この映画は、不条理、理不尽が起きた時、私たち観ている側の心を試してきた、そして信頼もされてた。
そこに私は鷲づかみされちゃったんでゲス。

『あなたは、善悪を判断出来る人だと思ったからここに来た。』
『無条件でなくても、寛大な心を。』

自分も赦し、相手もまた等しく赦せる人間にワタシハナリタイ。
ハモン

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