比較的新しい国、アメリカで深く根付く問題。
肌の色、人種差別を扱った映画は多いが、そこには必ず歴史的転換点がある。
この作品もそのうちの一つと言えるだろう。
美化することも誇張することもなく、ただ分かりやすくいい意味で地に足のついた伝記?だったと思う。
ブライアンの「誰も話そうとしないが、ここは昔多くの奴隷たちが連れてこられた場所だ。」と話すシーン。
悲惨な過去を誰も話さず、じっと忘れ去られるのを待つことが本当に正しいのだろうか。時代も歴史も変わっていくが、過去の重い事実を捻じ曲げることなく、後世に伝えられるといいな。