まず…
この作品が実話ベースだったことに衝撃。20世紀後半に自由と平等を謳うアメリカでこんな事って…
しかもエンドロールでつい最近まで戦ってきた事例もあることがわかり。。
本だったら「結末が知りたくて我慢できずに最後のページに手をつけてしまった」であろう位に先が読めない。
黒人というだけで裁判なしに逮捕からのデッチ上げ(それも脅迫)の証言で死刑決定とかもう司法とは?の前に憤りしか感じない。
そこへ踏み込んでいったブライアンがもし白人だったらまた周囲の反応も違ってきたのか??
「もう1人弁護人を用意してくれ。キミが殺されるかもしれないから」
冗談でなく本当に有り得る状況だったんだろう。
明らかに歴然とした証拠、証言があるにも関わらず無かったことにしようとする検察側。
弁護人であるのに肌が黒いというだけで不当な扱いをする看守や警察官。
恐く画面には映し出されなかった数々の嫌がらせ、脅しなどがあったであろうと想像出来る。
怒りと憤りしか感じない。
希望からの絶望。
しかしブライアンは諦めない。
ラストは理由もなく涙が溢れた。
そして!
アイツがその後6選もしたことに地域(州?)に根付く差別意識が深い事を物語る。。