2020/04/11
2020年31本目(劇場19本目)
監督 デスティン・ダニエル・クレットン
マイケル・B・ジョーダン
ジェイミー・フォックス
ブリー・ラーソン
【正義の実現】
1980年代のアメリカ南部、無実の罪で死刑宣告を受け、投獄された黒人死刑囚を救おうと、若き黒人弁護士が未だ根強い人種差別の残る町で無実を勝ち取るための闘いに挑む姿を描く、実話を元にしたヒューマンドラマ。
すごく良かったです。
話とすれば結構よくある題材のリーガルドラマですが、実話であることも相まって物語にリアルさがあり、137分という結構長い時間でありながらずっと引き込まれて見ていました。
でっち上げの証言、証拠の隠滅、改竄、嫌がらせ、脅迫、様々な妨害や苦難にも諦めず正義を貫こうとする主人公、死の恐怖に怯えながら希望を捨てず、いつしか彼と家族のような固い絆で結ばれていく死刑囚、そして主人公を支える仲間達。
マイケル・B・ジョーダンがとてもかっこいい!
最初はたった2人で始めた支援事務所が少しずつ仲間が増えていく過程が良かったです。
事務員のおばさんグッジョブでした!
最後の40分くらいからの、法廷での二転三転する展開に思わず身を乗り出し、クライマックスは涙が止まりませんでした。
映画の素晴らしさに触れるキッカケの一つとなった「評決」、自分の中の法廷物では、今でもNo1と思っているこの作品を、初めて見た時のような感動をもらった1本。
良作です。
エンドロールが始まっても映像がありますので、ご注意を。
”絶望から救った揺るがない「信念」”