★× ∞
昨年急逝して世界中から惜しまれた名優チャドウィック・ボーズマンの最後の主演作
めちゃくちゃ良かった。故人の遺作というひいき目もあるけれど、彼の演技がとにかく自分には刺さった。
無骨だがどこか威厳のある刑事アンドレとしてマンハッタンを捜査で駆け巡るハードボイルドなアクション、その背景にある陰謀を探るチャドウィックがかっこよかった!…
内容はフィクションでも、その陰謀に紐づけられる現実の課題とニューヨークの警察事情をパンフレットで知って、もはや一辺倒な正義では語れない世の中になっているのだとつくづく感じた。
そんな時代だからこそ、ブレない信念を持った刑事アンドレのようなヒーローが求められるのかも。
奇しくも最期の主演作になった本作はチャドウィックの集大成ではないと思う。もっともっと将来性のある俳優さんだったし、さらにいろんな役に挑戦をしていく姿を見届けたかった…
それにしても本作は素晴らしい出来栄えやったなーと素人ながら思います。
ありがとう、チャドウィック・ボーズマン