シッカン

犬鳴村のシッカンのネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

良い意味で思ってた感じと違った。
前半は普通に面白いホラー。一連の病院での母親が出るタイミングとか、最初に死ぬ女の子が上から降ってくるとことか最高。
後半はホラーというよりオカルトもの?って言えばいいのかな。怨念とかそっち系。さらに時空を超えてやってきた使者との冒険。つまり俺の大好きなやつ。
こんだけの公開規模で、まさかそっち方向に行くと思ってなかったのでびっくり。
あのザラついた8ミリっぽい映像。よくある感じだけど、相当気合い入ってんのが分かる。超良い。あと、そこに映る女の子の何というか8ミリ映えする顔の感じも良かった。
あと、最後墓場の前に立つ3人の画はマジ鳥肌もん。

ただ、唯一決定的に不満なのがキャラクター。こんだけ面白いのに、全然誰も特に好きにならなかった。特に三吉彩花。演技もうちょい何とかせえや。ダンスウィズミーと全く同じで、俺あの映画4回くらい見てっから、全然あっちの世界線行っちゃうんだよね。だったら、もっと無名の大根アイドルのド下手な演技とかの方が愛着持てたと思う。
それとかあと兄貴の仲間達。せっかく面白え見た目してんだから、なんかぶっ飛んだモン提示してくんねーと。
あと犬だから仕方ないけど、あんな可愛い子は犬じゃなくて、そのままキレイな霊的方向の強さであって欲しかった。
凄く面白かっただけに、好みが合わず残念!
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