とぽとぽ

トゥ・ヘルのとぽとぽのレビュー・感想・評価

トゥ・ヘル(2018年製作の映画)
2.0
ヘンテコ。『マンディ』を見て、同系統のニコラス・ケイジ映画をもっと見たくなった人が見て、ガッカリするための映画って感じ。幽体離脱母と、バイク事故で生死を彷徨った末に主人公の亡くなった妻が乗り移った娘。ロン毛 & 髭面でアメリカ田舎中年男に扮した汚めルックスなニコラス・ケイジの高カロリー"ニコケイ"演技がやっぱり安定に目を引くノリノリ好演(娘と水浴びるシーンとか笑わせにきてる)。その甲斐虚しく、作品自体は例えば傑作『マンディ』からは(デヴィッド・リンチからも?)程遠くバカバカしく散らかっている、がこのクセがハマる人にはハマるかも。スピリチュアルでセクシャルでダーティー、何よりウィアード/ストレンジ。言うなら『マンディ』を白日の下に曝した後に、劣化コピーを何度も何度も繰り返した挙げ句の残りカスみたい。シャングリスの黒いブーツでぶっ飛ばせ (リーダー・オブ・ザ・バック)は、ニコケイの服装的にも確かに納得? 結局何がしたかったんだか、親子の確執か、罪の贖罪か
とぽとぽ

とぽとぽ