よしさんの映画レビュー・感想・評価

よし

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映画(5406)
ドラマ(274)

バーニー・トムソンの殺人日記(2015年製作の映画)

3.0

"事故"で連続殺人犯に…? 母役エマ・トンプソンがスゴい、流石だとしか言えないノリノリっぷりでカミソリよりも輝いている。一見まさかのキャスティング(主人公50歳の設定 & ロバート・カーライルとエマ・>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

優しく温かな眼差しと心の隙間を縫ってくような手触り。独自の世界観を編み上げてきた荻上直子監督が記事から着想を得たという本作で描くのはLGBTと今日の家族のあり方。他にも育児放棄など現代の問題を扱ってお>>続きを読む

若草物語(1994年製作の映画)

4.0

時を超えて何度でも語り直される価値がある。それだけ根源に訴えかけてくる唯一無二傑作な原作を、これまたそう思えるだけ実に見事に映画化している、素晴らしい成功例で一見の価値ある良作。文学と映画の幸福すぎる>>続きを読む

私はゴースト(2012年製作の映画)

3.0

《因果》卵を食べる。本作を称賛する気持ちも分かるけど色々な意味で難しや。アーティスティック、チャレンジングそして難解なストーリーテリングとテーマ。だって亡霊が霊媒師の声とひたすら対話するという作り。こ>>続きを読む

僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

2.5

愛犬家の多い日本人大好き映画の続編で、忠犬精神に則ったハートフル・ファンタジー、そして案の定"お涙頂戴"。キャラクターそっちのけ。この世界には善人か悪人しかいなくて、その中間や人間の奥深さは蔑ろにして>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.5

もう君を殺したくない --- 座りなさい。グループに参加する。少しデヴィッド・リンチのように不条理かつ難解な導入部からのタイムリープもの。観客を煙に巻く既視感に頭が混乱する。そうした自省のように繰り返>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.0

サプライズ。リー・ワネルやはり天才、流石に面白かったしそのブレないテーマにおいてしっかりと怖かった。あまりに有名なホラーアイコンをネタになることなくアップグレードしてドキドキハラハラとした恐怖とサスペ>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

圧倒的疲労感。学園映画であり(二部構成の)家族の物語。音と色彩 --- 流石A24作品、全編から確かなこだわり随所で繊細な手触りを感じさせる。ブラッド・オレンジはじめ名だたるミュージシャン達の楽曲から>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

死んだフリしてろ --- 不死者を主人公にしたアクション(スリラー)映画は難しいと思う、だって死ぬ心配がないのだから。その点において本作は、女性主導の洗練されたチーム・アクションと時を超える案外深いテ>>続きを読む

地中海殺人事件(1982年製作の映画)

3.5

白昼にも悪魔はいる --- 模造ダイヤモンドから始まる推理劇。息を呑むような美しく広がる景色、壮麗な衣装や美術を捉える撮影、主要な舞台となるホテルの内装、ピーター・ユスティノフがチャーミングに演じるポ>>続きを読む

トゥ・ヘル(2018年製作の映画)

2.0

ヘンテコ。『マンディ』を見て、同系統のニコラス・ケイジ映画をもっと見たくなった人が見て、ガッカリするための映画って感じ。幽体離脱母と、バイク事故で生死を彷徨った末に主人公の亡くなった妻が乗り移った娘。>>続きを読む

ひろしま(1953年製作の映画)

-

ユージェントルマン、パパママ、ピカドンでハングリー!ハングリー! --- 戦争、原爆投下直後のリアル。何が当時起きていたのか後世を生きる僕たちにも教えてくれる、垣間見せる貴重な映像体験。戦争/原爆の悲>>続きを読む

スレンダーマン 奴を見たら、終わり(2018年製作の映画)

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スレンダーと言うだけあって薄っぺらい雑ホラー。見ながら「え、これもうネタ?」って思ってしまう瞬間もあったし、色んな意味で悪夢。画面が暗いし、映画館で見たらまた印象が変わっていたのかもしれない(見たくな>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.2

最高すぎるタイトルとキャストから一昨年くらいから楽しみにしていた本作を遂に見た。雨 + ニューヨーク = ウディ・アレン好きとしては「やっと!」と思わずニヤリとしてしまう要素に加え、ティモシー・シャラ>>続きを読む

私が愛した大統領(2012年製作の映画)

2.5

ビル・マーレイと思っていたより出番少ないものもローラ・リニーはいつも通り魅力的。特にルーズベルト大統領を演じたビル・マーレイの好演は愛しく、なぜ僕が彼を長年ずっと好きな俳優に挙げるかを思い出させてくれ>>続きを読む

負け犬の美学(2017年製作の映画)

3.0

邦題にも象徴されるように日本人大好き悲哀・哀愁と人情漂う中年男のお涙頂戴"泣き"の一本。その分、全体的に幾分"メロ"すぎるきらいはある、がやはりジンと来るものもある。たとえあなたが"持ってない"として>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

大森立嗣監督は人気俳優も本物の役者にしてしまう --- "女優"長澤まさみの本気を見た。大衆的な作品に出ることの多い彼女は正直、役者としての実力を昨今思う存分活かしきれていたとは言い難かったと思う。そ>>続きを読む

劇場版 ドーラといっしょに大冒険(2019年製作の映画)

3.5

魅力的な主人公ドーラ! イザベラ・モナーのかわいさ弾ける元気いっぱい、作品自体もすごくチャーミング。しかも父親マイケル・ペーニャって最高!! クスクスドキドキワクワク良質ファミリー冒険映画、純粋な喜び>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.0

ありがとうイップ師匠 --- 本作の魅力とはひとえに詠春拳(vs 他武術)による超絶カンフーアクションによるものだけでなく、ドニー・イェンさんの懐の深さが滲み出たような人柄と入魂っぷりによるものだと再>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

《約束の地》ブルース! "We"が"I"になって"We"になってく話、気持ちよすぎた!! スイートでチャーミングでマジカルで何よりハートウォーミング、音楽の力をまた信じられそうだって思える。ボス = >>続きを読む

PARKER パーカー(2013年製作の映画)

3.0

ジェイソン・ステイサムがいつも通り楽しませてくれる。仲間に裏切られ殺されかけた挙げ句復讐(使い古された安定)プロット、ただ分け前の報酬がほしくて。そしてまたしてもステイサムの演じるキャラクター = タ>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.0

ウディ・アレン版『卒業』のような大枠 = 母不倫/娘浮気からの、彼お得意な"人間は幻想か現実か迫られたときに結局のところ現実を選ばなければいけない"という真理(ex.『カイロの紫のバラ』)に加え、また>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

4.0

《ナイフ》もっと大事なことあるって二郎ちゃん…桐谷健太が格好良すぎる。これは長年主役より脇が多く、またパッとしない作品で光る印象の強かった桐谷健太にとって新たな代表作の誕生か!!! 彼はじめ大森南朋も>>続きを読む

ギャングース(2018年製作の映画)

3.2

このタタキやらせていただきます! まだ死ねない --- ほんとに? 例えば『万引き家族』のように社会の枠組みからハミ出たその日暮らし低所得者の底辺生活を描き、『スカム』のような詐欺グループそれも超巨大>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

4.0

今ならまだ間に合う --- 本当の意味で目を覚ますべきときだ、と。怒れるマイケル・ムーアが今回もやってくれた。尖っていて強烈、けどそれが何より僕たちが本来目を向けるべきリアル。実際に起こってきた(いる>>続きを読む

ブロッカーズ(2018年製作の映画)

3.5

友情/親子。分かっちゃいてもやっぱり面白くて深くてキャストは魅力的。ヴィン・ディーゼルならどうする? ジョン・シナなんて、どうかんがえても普通の親に見えないだろと思ったけど、見事なキャラ作りで彼の特徴>>続きを読む

運命は踊る(2017年製作の映画)

4.0

ヨナタンが死んだ --- 水を飲んでください。ここでは確かに感情打つものと時事問題や社会のリアル、政治的観点が等しく扱われ、思慮深い形で描かれている。突然の息子の訃報、けどそれが誤りだったら…軍の者に>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.5

やばいんです。これはすごい、すごすぎる。見入ってしまう、やってくれたなって感じ。淡々とした日常の中に一つの得体の知れぬ異物が投げ込まれることで波紋が広がり、壊れた家族の間に迫っていく。その異様さが怖い>>続きを読む

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.0

心温まる感動作。山田洋次監督初の本格時代劇らしいでがんす。たとえ描く時代が変わってもヒューマニズム讃えるような眼差しと作品の確かな手触りは変わらない、普遍的だ。細部にまでこだわった現実味のある時代描写>>続きを読む

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

4.0

圧倒的目力!!! 虐げられてきた女性たちの怨念が取り憑いた/乗り移ったような主人公・梶芽衣子の有無を言わせぬ存在感から目が離せない。格好良すぎるだろ。やっぱり凄く尖っているし面白い、冒頭の地下鉄のシー>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

3.0

Hallelujah《家》誰かといても一人で生きてる感じ --- 映像美の中、どこか弱々しくも静かに内側で抱え燃える夏帆の繊細な熱演とエロ&ズルい妻夫木聡。ブッキー演じるのはジェフ・バックリーを聴く伊>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

2.8

日之出サンライズアターック! 世界との向き合い方についてピュアネス溢れるタイトル。思春期ティーンという無限大謎人間についての永遠のテーマ、多感な時期の繊細な問題(ex.『お引越し』)。それに対する反応>>続きを読む

レッド・ライト(2012年製作の映画)

3.0

このサイキックスリラーには実に興味深い題材・導入部と才能溢れる魅力的なキャスト= 超能力者かペテン師か謎めいた存在に扮するデ・ニーロ vs 真実を暴こうと調査に躍起になる(個人的に好きな)キリアン・マ>>続きを読む

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