いっちー

アウトランドのいっちーのレビュー・感想・評価

アウトランド(1981年製作の映画)
3.0
木星の衛星イオにある鉱石採掘の為に数千の労働者が働いていた。
ある日、採掘中謎の死を遂げる人達が続出。赴任してまだ数週間の
保安官(ショーン・コネリー)が不振に思い調査を始めるといった話。

007やインディージョーンズでおなじみのショーン・コネリーがSF映画
に出てるってだけで興味を持ち観てみました。

序盤は自殺と見られた被害者は実は他殺なんじゃないかというサスペンス
要素もありますが、後半は悪徳会社が放つ数人の殺し屋対ショーン・コネリーという事で味方がいなく手に汗握る展開なんですが、基地内のせまい通路を追って追われての攻防なのでどうしても迫力にかけるというか
せまい空間をうまく利用した戦闘をもっと観たかったです。
クライマックスの無重力での戦闘もふわっふわでいまいちでした。

ただ基地のセットはすごくよく出来てました。
鉱石採掘の為の基地なので労働者たちの空間は薄暗く汚いし、
せまい空間に人がわらわら居て生活感が出てました。
酒場も裸の男女がうねうね踊ってるよくある未来の酒場がちゃんと
あったり等その他もろもろ細部までなかなか凝ってたと思います。

こういうディストピアな世界観は好きなので全体としてはイマイチ
でしたが、嫌いになれない魅力のある映画でした。
いっちー

いっちー