Netflix配信のドキュメンタリー。パリス・ヒルトンなど新時代のアイコンとされる人々を追った作品。
正直パリス・ヒルトン以外は知らなかったが、アメリカは規模が違うと同時に成功者への反発は日本と変わらないなと実感。
ファット・ジューイッシュは完全に開き直っていて「それ詐欺では？」と思ってしまった。
SNSでは常に新しいことを求められ、一時は人気が爆発しても新人に簡単に抜かされてしまう。人気者でいるためには虚勢や私生活の犠牲は必須なんだなと。そうしたセレブやSNSスター、インスタグラマーの良くも悪くもな裏の顔を知ることができてなかなか面白かった。
パリス・ヒルトンはこの中で誰よりもしっかりしていて180度印象が変わった。スキャンダルだらけのお騒がせセレブというなんとなくの印象しかなかったけど、彼女にはしっかりビジョンがあって実業家としてかなり優秀。まあそれは家の資金と元々の知名度ありきではあるんだけど。
見世物的要素だけでなく、SNSで人気になるためには「挑発的」なことをやらなければならない。それを世間が求めているという闇も感じた。どんどん過激になっているインターネット社会、これでいいんだろうか？
赤ちゃんに音楽プロデューサーやらせてた人はかなり描写が浅いなとは思ったものの、群像ドキュメンタリーとして十分面白かった。オススメ。
