地獄太郎

王国(あるいはその家について)の地獄太郎のレビュー・感想・評価

3.5
【王国(あるいはその家について) 】3.5

実のところこれっぽっちもわかっちゃいないのに香ばしい言葉を使ってわかったふりをして敢えて高めの点数つけるのは格好悪いかと思ったので、いまいちわからなかった自分は正直に低めの点数をつけさせて頂きます(一行も言語化出来てない映画が4点以上なわけあるか!)

自分にとっては実に写経のような映画だった、もしくは永遠に(延々と)「あと1周!!」の声が響く部活のランニングのようだった
あっしには濱口龍介の「親密さ」みたいなカタルシスが無いとツラいっす
正直言うと「親密さ」も前半部ツラかったっす

荘子it氏が言ってた「映さないことで映さないものを強調するような映画」(戸田奈津子超えのスーパー意訳)だったのかもしれないが、それでも何かを求めてしまった私は、ラスト近くの水面を映すシーンでグロテスクな子供の死体が流れてくるのを想像してしまいました
ホラー映画か

いつまでもある(いる)と思うな親と推しと王国
地獄太郎

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