“我々が映画を完成させる”。骨を抜かれ、魂も抜けてしまった。結局、むきだしになったのは、濱口竜介の「親密さ」。人物らはただ空虚な体だけ。濱口竜介の会話劇では、言葉のやり取りが人と人との距離を広げ、親…
>>続きを読む窃視的であることしか(でき)ない観客に対して、ど頭で提示した不幸を引き起こすことの共犯者になることを迫るような、そんな映画。とても構造的。
音響?ミックスが良い!色味も素敵。一つ一つのシーンは言って…
2025.01.30 鑑賞
まなざしは、他人から自分へと。
自己客観性と、主人公性。
他人の冷たさ、隣人の温かさ。
動物と人間のあいだ。
なくてはならないもの同士のはざまで揺れる、やじろべえみたい…
今作は、長時間にわたって同じ映像を見せ続けることで、観る側にその映像を自分の中で再構築させ、物語を理解させようとする作品だった。その手法に翻弄されながら、頭の中でビジュアル化し、なんとかストーリーを…
>>続きを読む簡易レビューです。
幼なじみの親友の娘を橋から川に突き落とした女。彼女は取り調べを受けている最中「私はもう裁かれています」と、意味深な発言をした…。
2時間半、延々と同じ話が繰り返される脅威の実…
音が台詞に、人がキャラクターに変わっていく、その変遷をお腹いっぱい見せつけられる150分
身体性の獲得云々は正直あんまりピンとこない(私が演劇やその裏側に疎いから)
けれども、地味ながら強烈な違…
途中すごく眠かったけど今までで一番内容を覚えている映画。不思議
役者が本読みをしている場面がずっと続いていて、いかにもメタ的な状況にもかかわらず、役者のオフの状態が一切省かれていて物語のキャラクタ…