王国(あるいはその家について)の作品情報・感想・評価

『王国(あるいはその家について)』に投稿された感想・評価

Benito
3.0

【 これは、新しい映像言語か? 】

2016年に愛知芸術文化センターの助成を得て製作されたものを、再編集して2019年に公開された作品。

異なる撮影: 台詞読み合わせを捉える
異なる編集: 時間…

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『悪は存在しない』みたいな方向性のヤバい映画かなと思っていたからなあ。このメタな感じ、アート作品なのだろうけど、映画館で観たらげんなりしてしまったかもしれない……。

草野なつか監督の作品を初鑑賞。
これを観たくて、久々に日本映画専門チャンネルに登録。脚本は「ハッピーアワー」の高橋知由さん。

物語は取調室から始まり、容疑者が何をしてしまったかを供述調書の読み合わ…

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近年観た映画の中で、もっとも唸らされた(好き嫌いは別として)。
k
-
こういう作りのこういう映画でしっかり面白味があるという立派さ。
同じセリフがあって間違えて巻き戻しちゃったのかと思ったけど表情とか感情の入れ方?が全然違かった。新しいジャンルの映画だった。2人だけの暗号がある王国の方を選んだってことかな。難しかった。
このレビューはネタバレを含みます
心の底から映画館で観なくて良かった。
退屈なのは「芸術」だからではなく、単純にテキストが稚拙だから。
面白くないのは「実験」だからではなく、映画を観たと感じさせるショットが無いから。

★留守番中、親しくしていた友達夫婦の娘を殺してしまったアキ。

◯ずーっと観たかったの、やっと観れた

◯うーん……ひたすら朗読劇。娯楽性というよりも、前衛アート分野だなあ。面白い・面白くないの尺度…

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Juzo
5.0

幼なじみの家を訪れた亜希が、その家族との再会をきっかけに、過去の記憶と現在の関係のあいだに沈み込んでいく。
いわゆる物語を追う映画ではなく、リハーサルを重ねながら撮影されたという関係の生成過程そのも…

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このレビューはネタバレを含みます

俳優がテキストを繰り返し読む場面を映すことで、俳優と同じように、観客も頭の中で物語を血肉化していく」過程を描いているように感じた。
このプロセスは濱口竜介監督の本読みの演出を思い出すが、彼の場合無感…

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