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王国(あるいはその家について)のyのレビュー・感想・評価

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草野なつか×樋口泰人 アフタートークメモ

愛知県美術館の助成を受けた作品
公募テーマが「身体」
→「役者が役を獲得していく身体/変化してゆく過程の目撃」をテーマに制作

新作かのように公開したきっかけ
最初から劇場公開を目指す作品にしたくなかったこと
映画館のように沢山の人の目に触れる場所で最初に見せるのは得策では無いと思った
三鷹のスクールのようなオルタナティブな箱で初演、そこから波及する方が得策なのでは?と思ったため
その後コロナ禍、MUBIにて配信、そして今回に至る

トランプのカードゲームのようなかたち
のどか:ジョーカー
あき、なおと:別のカード
ジョーカーがどちらにつくか?といったことを考えて制作していた
2人が同一化するようなもの、それを狙って作ってはいない。だが制作後好みがそういう作品だと気付いた

編集の方針としての柱
・役者の身体の変化
・物語をサスペンスとして少しづつ見せていく(上記だけだと飽きて離れていく人も居ると感じたため)
・抑揚・リズムを大切につくる(音楽を作るように編集)
同じシーンを何回使うか、シーンで無関係の人をあえて映す、本番1歩手前のシーンを作ること これらを音楽を作るのと同じ感覚で組み込んでゆく。シーン(段階)ごとの声の変化もその一要因として使う


150分盤を観た
彼女たちの舞台に通ずるものがあるなと思って観てた、ら、通ずるどころか同じテーマで合点がいった
ここ最近演劇・役者に関する作品を観る機会が多かったので、積み重なった今観れて良かった
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