小イカ

王国(あるいはその家について)の小イカのレビュー・感想・評価

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紙上に印刷された文字の羅列に過ぎなかったテクストが、手を替え品を替え繰り返される撮影の中で徐々に身体化されていく(と同時に演者の身体性もまた変化していく)過程を描いた作品の冒頭に、かつて自らの身体から発された言葉が記録された調書を、ちょうど脚本がそうであるように他者の口を通してフラットな情報として「朗読」されるのを聞く場面を持ってきたのは親切っちゃ親切と思った。
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