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ハッピー・シェフ! 恋するライバルのkojikojiのレビュー・感想・評価

3.6
No.1694 2018年アメリカ/カナダ映画
監督はドナルド・ペトリ
この監督は『10日間で男を上手にフル方法』
『デンジャラス・ビューティー』等、ラブコメをかなり撮っていて、ツボはしっかり抑えている感じ。安心して楽める。

美男、美女が織りなすハッピーエンドのラブコメは、仕事に疲れた貴方(つまり私のことですが)には時に必要だ。
疲れもすっかり取れて…。 
「ラブコメはこうでなくては!」を絵に描いたような映画だ。

と書いて、ふと思った。そう言えば笑うシーンがあったろうか?
それで果たしてコメディと言えるかどうか。と、堅苦しいことは言わないで、私には受けないだけで、可笑しい人には可笑しいのかもしれない。そう思うことにした。🤭

 一流シェフを目指してロンドンで修行中のニッキー(エマ・ロバーツ)が久しぶりにカナダに帰郷する。幼馴染のレオ(ヘイデン・クリステンセン)に再会した彼女、2人の淡い恋心がよみがえる。しかし、2人の父親はかつては同じ店で働いたピザ職人だったが、大ゲンカの末に仲違いし、隣同士でピッツェリアを営む商売敵。当然、若い2人の交際を許してはくれず……。

 ドキドキさせるような、イライラさせるような、嫌なシーンが全くなく、恋の駆け引きや、すれ違いも軽いもんで、気を揉む必要もない。二人はしっかり結ばれることは周知の事実。あとはどうして結ばれるかそれだけを楽しんでいればいい。

 ヒロインのニッキー役エマ・ロバーツは、ジュリア・ロバーツの姪だそうな。それは綺麗に決まっている。
 そして相手役レオはスターウォーズのアナキン。あの頃からするとだいぶ歳はとっているが、イケメンはイケメン、変わり用がない。

 題名が「ハッピーシェフ」だから、食の映画かと思いきや、シェフの話であって、食の映画ではない。
 しかも中心の料理はピザで、彼等が作るピザがめちゃくちゃ美味しそうかと言えば、そこまで美味しそうには感じられなかった。
したがって、この映画、普通のラブコメとして楽しむ映画と思った方が良さそうだ。
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